かんしん広場

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お知らせ  

2025.04.01
ビタミンD抵抗性くる病/骨軟化症広場を開設いたしました。

疾患情報
ビタミンD抵抗性くる病/骨軟化症は、別名、「低リン血症性くる病」と呼ばれることもある病気です。わが国では指定難病となっており、骨石灰化障害を特徴とする疾患で、患者のQOLを大きく低下させることが分かっています。 ビタミンD抵抗性くる病/骨軟化症の原因は、骨の中で作られる線維芽細胞増殖因子(FGF23)と呼ばれる物質が過剰に産生されることで発症することが分かってきました。 この病気は子供の頃に発症すると、ビタミンD抵抗性のくる病では、O脚・X脚などの足の骨の変形や、成長障害、背骨の湾曲、頭蓋骨や肋骨の異常、関節腫脹などの症状が現れます。ビタミンD抵抗性骨軟化症では、筋力の低下や骨の痛みを訴える患者が多いです。これらの症状は、適切な治療を行わなければ筋力低下が加速して、寝たきりになってしまうこともあります。

治療

治療では、リン製剤と活性型ビタミンD3製剤などの薬を使用します。また2019年には原因となるFGF23の過剰産生を抑えるヒト抗FGF23モノクローナル抗体である「ブロスマブ」の抗体治療の使用が認可されました。腫瘍性骨軟化症は、原因となっている腫瘍を摘出します。いずれも生涯にわたって治療が必要です。

いずれも治療により成長障害はある程度改善しますが、成人後も平均身長を下回る場合が多いでしょう。

症状

骨の変形
・O脚やX脚などの下肢の変形 ・脊柱の側弯など
骨の痛み
・骨に圧痛や自発痛  
筋力低下
・骨の痛みをかばうことでの運動不足 ・筋力低下
低身長
・骨の成長が妨げられる ・成長期に低身長となることがある

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